MATE
結婚準備(更新: 2026-03-28)

結婚準備で最も大切なのは式ではない

「結婚準備中です」と言うと、たいてい式場の予約、ウェディングドレス、引き出物、新婚旅行のようなことを思い浮かべますよね。実際に結婚を控えたカップルの時間とエネルギーの大半がそこに費やされます。式場の見学に回り、ドレスを選び、招待状の文面に悩みながら数か月があっという間に過ぎていくんです。

でも結婚式は1日のイベントであり、結婚は何十年もの暮らしですよね。1日のために数か月を費やしながら、何十年のための準備は「そのとき考えればいい」と流してしまうのは、ちょっとバランスが取れていないと思いませんか?

面白い研究がひとつあります。結婚式に2万ドル(約300万円)以上費やしたカップルは、5千〜1万ドルを使ったカップルに比べて離婚確率が約1.6倍高かったんです。一方、式の費用が1千ドル以下のカップルは離婚確率が最も低かった。結婚式の豪華さと結婚生活の質は無関係だということですね。

チェックリストを持って心配する女性と見守る男性のイラスト

高額な結婚式のパラドックス

この研究をもう少し掘り下げると興味深い点があります。結婚式の「費用」はネガティブな効果を示しましたが、**結婚式の「参列者数」**は逆にポジティブだったんです。200人以上が出席した結婚式のカップルは50人以下の場合に比べて離婚確率が約92%低かった。社会的サポートネットワークが関係維持を助けるという解釈です。

「結婚式をするな」という意味ではありません。核心はこうです。結婚式の豪華さは結婚生活の質と無関係であり、むしろ結婚式準備過程での経済的ストレスが関係を害しうるということ。

結婚準備過程で高いストレスを経験したカップルは、結婚1年目の満足度が平均より約15%低かったという研究もあります。式に注ぐエネルギーの一部を「関係の準備」に回したらどうでしょうか。

結婚前教育に効果があるとわかっているのはなぜか

結婚前教育(プレマリタルプログラム)と聞くと馴染みのない方が多いかもしれません。まだあまり一般化していませんからね。でも効果はかなり確実に実証されています。結婚前教育に参加したカップルは非参加カップルに比べて結婚満足度が約30%高く、ネガティブなコミュニケーションパターンは約50%減少したという大規模研究があるんです。

世界で最も広く使われているプレマリタルツールであるPREPARE/ENRICHプログラムは、400万組以上のデータを持っており、参加カップルの離婚率は非参加カップルに比べ約31%低く、約85%が「パートナーをより深く理解できた」、約90%が「対話の質が向上した」と答えています。このプログラムはコミュニケーション方式、財政管理、余暇活動、子どもの計画、原家族の関係などを扱い、カップルの強みと成長が必要な領域を具体的に診断してくれます。

コミュニケーション能力 — 結婚生活の本当のインフラ

式場がインフラだとすれば、コミュニケーション能力は結婚生活のインフラです。結婚初期のコミュニケーションパターンがその後の満足度変化の約55%を説明するという研究がありますから。

Gottman研究所の40年にわたる観察研究で見つかった核心をいくつか紹介します。

会話を始め方が結果を決める。 会話の最初の3分間が残りの会話の方向を96%予測したという結果があるほどです。「あなたはいつもそうだよね」から始めると防御と攻撃の悪循環が回り、「この部分がちょっとつらかったんだ。一緒に話してみてもいい?」から始めれば解決志向の対話が可能になります。

ポジティブとネガティブの比率も大事。 安定したカップルはポジティブなやり取りとネガティブなやり取りの比率が約5:1でした。批判1回につき、賞賛・感謝・同意・ユーモアなどポジティブな表現が最低5回は必要だということ。不安定なカップルはこの比率が約0.8:1でした。

感情の受容は問題解決より先。 パートナーがつらそうなときにすぐ「じゃあこうしてみたら」と解決策を差し出すより、「そうだったんだね、つらかったね」と感情をまず受け止めるほうがずっと効果的です。感情が十分に受容されて初めて、建設的な問題解決が可能になりますから。

自分と相手のコミュニケーション方式がどう違うか気になる方は、MATEテストで葛藤処理(T/H軸)スタイルを確認してみてください。直接対話型か慎重な処理型かによって、コミュニケーション戦略も変わってきますよ。

式のチェックリストより先に確認すべきこと

式場を予約する前に、こうしたことをまず自分でチェックしてみてはいかがでしょうか。

自己理解から始めてみてください。 自分がどんな暮らしを望む人間か説明できるか、自分の感情パターンやストレス反応を把握しているか、原家族の経験が自分の関係スタイルにどんな影響を与えたか理解しているか、結婚への期待は現実的か。自己概念が明確な人のほうが関係満足度が約35%高いという研究もありますので、結婚準備の第一歩は自分自身を理解することです。

パートナーへの理解度も点検してみてください。 パートナーの核心的な価値観と人生の目標を知っているか、ストレス反応や感情表現の方法を理解しているか、原家族の背景が関係に与える影響を把握しているか、そしてパートナーの弱点や限界を知りつつも一緒にいることを選んでいるか。

関係スキルの領域も考えてみてください。 意見が異なるとき批判なしに対話できるか、相手の感情をまず受容してから問題解決する習慣があるか、葛藤の後に仲直りする自分なりの方法があるか。

生活面の合意はどのくらいできていますか。 財政管理の方法、家事分担のルール、子どもの計画と育て方、両家との関係の境界——こうしたことについて具体的に話し合ったことがあるか。

一人で難しければ一緒にやってみてください

関係の準備のために実際にできることがあります。

週1回の「関係対話タイム」を作ってみてください。 30分で十分です。今週感謝したこと、残念だったりつらかったこと、来週一緒に改善したいこと。この3つだけ分かち合っても変わりますよ。

葛藤後の修復練習も大切です。 Gottmanの研究で幸せなカップルの特徴は「ケンカしないこと」ではなく**「葛藤の後すぐに味方同士に戻ること」**でした。「ちょっと待って、今感情が高ぶってる気がする」とか「最初からやり直して話してみよう」と言う練習。これが習慣になるとケンカの質がまったく変わります。

お互いの原家族の話も分かち合ってみてください。 「お父さんお母さんはケンカするときどうしてた?」「あなたの家ではお金はどう管理してた?」こんな質問でお互いの関係のDNAを探ってみるんです。原家族での経験が結婚関係のパターンを強力に予測するという研究がありますから。

一人で、あるいは二人では扱いにくい深いテーマがあれば、専門プログラムに参加するのも方法です。結婚前教育を受けたカップルの約77%が「プログラムがなければ扱えなかったテーマを議論できた」と答えていますから。

まとめ

結婚は二人が「同じチーム」になって世界を一緒に生きていくという約束です。その約束を守るために必要なのは豪華な式ではなく、お互いを深く理解し違いを調整できる能力ですよね。

式場を予約する前にお互いの価値観を十分に分かち合ってみてください。ドレスを比較する前にコミュニケーション方式を点検してみてください。引き出物リストを作る前に生活ルールを合意してみてください。

結婚準備の第一歩として、MATEテストで密着度、生活リズム、葛藤処理、運営方式の4つの軸を分析してみてください。どの領域で最も多くの対話が必要か、具体的にわかりますよ。

よくある質問

Q. 結婚式の費用を抑えたいのですが、両家のご両親が反対しています。どうすればいいですか?

両家の親の期待と二人の現実の間で葛藤が生じるのは本当によくあることです。まず二人が結婚式の意味と予算について合意した上で、それぞれの親と話すのが効果的です。「豪華な結婚式ではなく、健全な結婚生活を準備したいんです」というフレームで会話すると理解を得やすくなりますよ。

Q. プレマリタル教育プログラムはどこで見つけられますか?

オンラインでGottman研究所のカップルワークショップや、PREPARE/ENRICH認定カウンセラーを通じたプログラムに参加できます。地域の家庭支援センターや一部の宗教機関でも運営しているところがありますよ。

Q. パートナーが「そんなのやらなくても大丈夫でしょ」と言ったらどうしますか?

この反応は自然なものです。「すでにうまくいっている部分を確認して、もっと良くできる部分を探すプロセスなんだよ」と軽く伝えてみてください。負担の大きいプログラムの代わりに、この記事にある質問で軽い対話から始めるのもいい方法です。

Q. 結婚式準備の過程ですでにたくさんケンカしているのですが、普通ですか?

結婚準備過程での葛藤自体は異常ではありません。結婚準備はカップルにかなりのストレスを与えますから。大事なのは葛藤の有無ではなく葛藤の扱い方です。もしコミュニケーションパターンが批判、防御、軽蔑、石壁に流れているなら、それは結婚後も繰り返される可能性がありますので、今のうちに見直してみるのがいいでしょう。

あなたの結婚タイプは?

MATEテストで自分に合う結婚パートナータイプを発見しましょう

無料テストを始める

関連記事